□収録内容□
○公演映像
○特典映像(Special Movie@稽古場)
※映像及び音楽の割愛、差し替えはございません。
脚本:菅沼潤/演出:谷正純
主な出演者(公演プログラム記載順)
和希そら・夢白あや・千風カレン
(専科)汝鳥伶・悠真倫・凪七瑠海
ブルーレイ/TCAB-194/雪組/日本青年館ホール
収録日:2022年8月10日/収録時間:172分
発売元:株式会社宝塚クリエイティブアーツ
※価格はすべて税込み表示です。
□Topix□
大坂の飛脚問屋・亀屋の忠兵衛は、大和の新口村より亀星に養子に入り、今では当主として差配を振るっている。しかし、新町の遊郭・槌屋の梅川と馴染みになってからというもの、梅川恋しさに槌屋に通い詰め、出来ることなら梅川を身請けしたいとまで考えるようになっていた。だが、遊女の身請け金など、とても一介の商人が用意出来る額ではない。それでも忠兵衛は、梅川を請け出す手立てはないかと思案に暮れる日々を過ごしていた。
ある日、槌屋を訪れた忠兵衛は、他の客が梅川の身請けの手付金を納めてしまったことを知る。忠兵衛以外の男に嫁ぐくらいなら、この場で命を絶つと喉元に剃刀を突き立てる梅川。それほどまでに自分を恋い慕ってくれる梅川の姿に、これまで感じたことがないほどの愛おしさを覚えた忠兵衛は、片時たりとも離れたくないという想いをついに抑え切 れなくなるのだった。
翌日、忠兵衛の親友八右衛門が、江戸から届いているはずの銀五十両を受け取りに亀屋を訪れる。忠兵衛は八右衛門を店の裏手に呼び寄せ、昨晩起こった事の顛末を打ち明ける――。なんと忠兵衛は、八右衛門に渡すべき五十両を梅川の請け出しの手付けとして槌屋に支払ってしまっていたのだ。いくら親しい仲と言えども、預かり金の使い込み は決して許されることではない。商人としての一線を越えてしまった忠兵衛に八右衛門は怒りをあらわにするが、忠兵衛の想いの深さに免じ、偽の受取証を書いて亀屋を後にする。
その夜のこと。これさえあれば梅川を身請けすることが出来る――忠兵衛は堂島の侍屋敷に届けなければならない三百両を手に懊悩していた。万が一にも、この金子を束ねる封印を切ってしまったなら死罪は免れない。だが、梅川への想いを断ち切ることなど出来るはずもなく・・・忠兵衛の足はいつの間にか新町へと向かっていた。
時を同じくして、槌屋の店先には、忠兵衛が支払った手付金は自分の金だと郭中に聞こえるほどの大声で語る八右衛門の姿があった。それは、忠兵衛を真っ当な道に戻すためには二度と彼が新町に足を踏み入れられないようにするしかないと考えた、八右衛門なりの友情だった。しかし、折悪くそこに現れた忠兵衛は裏切られたと勘違いし、怒りに任せ て懐中の三百両に手を伸ばす。そして・・・梅川や八右衛門の制止を振り切り、忠兵衛はついに金子の封印を切ってしまうのだった。禁忌を犯し、他人の金に手を付けた今、残された道はただ一つ――。寄辺をなくした忠兵衛と梅川は、大和をさして落ちてゆく・・・。
○公演映像
○特典映像(Special Movie@稽古場)
※映像及び音楽の割愛、差し替えはございません。
脚本:菅沼潤/演出:谷正純
主な出演者(公演プログラム記載順)
和希そら・夢白あや・千風カレン
(専科)汝鳥伶・悠真倫・凪七瑠海
ブルーレイ/TCAB-194/雪組/日本青年館ホール
収録日:2022年8月10日/収録時間:172分
発売元:株式会社宝塚クリエイティブアーツ
※価格はすべて税込み表示です。
□Topix□
大坂の飛脚問屋・亀屋の忠兵衛は、大和の新口村より亀星に養子に入り、今では当主として差配を振るっている。しかし、新町の遊郭・槌屋の梅川と馴染みになってからというもの、梅川恋しさに槌屋に通い詰め、出来ることなら梅川を身請けしたいとまで考えるようになっていた。だが、遊女の身請け金など、とても一介の商人が用意出来る額ではない。それでも忠兵衛は、梅川を請け出す手立てはないかと思案に暮れる日々を過ごしていた。
ある日、槌屋を訪れた忠兵衛は、他の客が梅川の身請けの手付金を納めてしまったことを知る。忠兵衛以外の男に嫁ぐくらいなら、この場で命を絶つと喉元に剃刀を突き立てる梅川。それほどまでに自分を恋い慕ってくれる梅川の姿に、これまで感じたことがないほどの愛おしさを覚えた忠兵衛は、片時たりとも離れたくないという想いをついに抑え切 れなくなるのだった。
翌日、忠兵衛の親友八右衛門が、江戸から届いているはずの銀五十両を受け取りに亀屋を訪れる。忠兵衛は八右衛門を店の裏手に呼び寄せ、昨晩起こった事の顛末を打ち明ける――。なんと忠兵衛は、八右衛門に渡すべき五十両を梅川の請け出しの手付けとして槌屋に支払ってしまっていたのだ。いくら親しい仲と言えども、預かり金の使い込み は決して許されることではない。商人としての一線を越えてしまった忠兵衛に八右衛門は怒りをあらわにするが、忠兵衛の想いの深さに免じ、偽の受取証を書いて亀屋を後にする。
その夜のこと。これさえあれば梅川を身請けすることが出来る――忠兵衛は堂島の侍屋敷に届けなければならない三百両を手に懊悩していた。万が一にも、この金子を束ねる封印を切ってしまったなら死罪は免れない。だが、梅川への想いを断ち切ることなど出来るはずもなく・・・忠兵衛の足はいつの間にか新町へと向かっていた。
時を同じくして、槌屋の店先には、忠兵衛が支払った手付金は自分の金だと郭中に聞こえるほどの大声で語る八右衛門の姿があった。それは、忠兵衛を真っ当な道に戻すためには二度と彼が新町に足を踏み入れられないようにするしかないと考えた、八右衛門なりの友情だった。しかし、折悪くそこに現れた忠兵衛は裏切られたと勘違いし、怒りに任せ て懐中の三百両に手を伸ばす。そして・・・梅川や八右衛門の制止を振り切り、忠兵衛はついに金子の封印を切ってしまうのだった。禁忌を犯し、他人の金に手を付けた今、残された道はただ一つ――。寄辺をなくした忠兵衛と梅川は、大和をさして落ちてゆく・・・。
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